最新記事

ロシア

プーチン、米外交を激しく批判 トランプへの個人攻撃は避ける

2017年10月20日(金)10時50分

10月19日、ロシアのプーチン大統領はテレビ中継された討論会で、異例の激しい口調で米国の対ロシア政策を批判したが、トランプ米大統領への個人攻撃は避け、慎重な発言にとどめた。写真はロシア南部ソチで討論会に出席するプーチン氏(2017年 ロイター)

ロシアのプーチン大統領はテレビ中継された19日の討論会で、異例の激しい口調で米国の対ロシア政策を批判したが、トランプ米大統領への個人攻撃は避け、慎重な発言にとどめた。

有権者の多くは、プーチン氏が西側の「侵害」に立ち向かい、国家としてのプライドを回復してくれることを望んでおり、来年3月の大統領選に向けて反米姿勢を強調したとみられる。

4期目を目指して大統領選に出馬するかどうかについては言及を避けたが、再出馬は広く予想されている。

プーチン氏は、ロシア南部のソチで開かれた外国人学者らとの討論会で時に怒りをあらわにしながら、「わが国が犯した最大の過ちは、あなた方を信用し過ぎたことだ。あなた方はこちらの信用を弱点ととらえ、それに付け込んだ」などと批判した。

米国は国内のロシアの外交施設を閉鎖したり、ロシアメディアに圧力をかけるなど「前代未聞の」反ロシア運動を繰り広げたと指摘。米国は制裁を通じ、ロシアを欧州のエネルギー市場から締め出そうとしていると論じた。

ただトランプ大統領については、ほぼすべての公約の実施を阻止しようとする政敵のせいで、行動が予測不可能になっていると述べるにとどめた。

[ソチ/モスクワ 19日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

USAレアアース株、一時26%上昇 米政府の16億

ワールド

トランプ氏、ミネソタ州知事と協議 地裁は移民摘発停

ワールド

北極圏防衛強化はNATO主導へ、グリーランド協議は

ビジネス

米耐久財コア受注、25年11月は0.7%増 5カ月
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 5
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 6
    「20代は5.6万円のオートロック、今は木造3.95万円」…
  • 7
    中国、軍高官2人を重大な規律違反などで調査...人民…
  • 8
    私たちの体は「食べたもの」でできている...誰もが必…
  • 9
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 7
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中