最新記事
中台関係台湾国防相「敵の脅威が拡大」 中国空母の南シナ海航行に警戒
2016年12月27日(火)14時48分
12月27日、台湾の馮世寬・国防部長(国防相)は、軍の式典で講演し、「敵の脅威が日に日に拡大している。われわれは常に戦闘への警戒を維持する必要がある」と述べ、戦闘員の訓練を強化すべきとの認識を示した。写真は東シナ海を運航中の中国軍の空母「遼寧」。日本の自衛隊による提供写真。25日撮影(2016年 ロイター)
台湾の馮世寛・国防部長(国防相)は27日、軍の式典で講演し、「敵の脅威が日に日に拡大している。われわれは常に戦闘への警戒を維持する必要がある」と述べ、戦闘員の訓練を強化すべきとの認識を示した。
台湾国防部(国防省)によると、中国軍の空母「遼寧」率いる艦隊は沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋に出た後、台湾とフィリピン間のバシー海峡を抜けて台湾を一周。現在は、中国の海南省に向かって南シナ海を航行している。
中国側は空母は定期演習中と説明するにとどまり、詳細を明らかにしていない。
米国防総省は今回の演習について直接コメントしていないが、「南シナ海における中国軍の活動を注視し続ける」とした。
[台北 27日 ロイター]
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着