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ブラジルで9歳男児溺死、警察がポケモンGOのメーカー責任を示唆

2016年8月10日(水)10時56分

ブラジル警察は9日、川で溺死した9歳の男児が事故当時に「ポケモンGO」で遊んでいた可能性を調べているとした上で、遊んでいた事実が確認されれば同ゲームのメーカーを訴える可能性があると発表した KeongDaGreat-iStock.

ブラジル警察は9日、国内南部の川で溺死した9歳の男児が事故当時にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」で遊んでいた可能性を調べているとした上で、遊んでいた事実が確認されれば同ゲームのメーカーを訴える可能性があると発表した。

警察の発表文によると、2人の9歳男児が8日、手こぎ舟で遊んでいたところ、1人が川に落ち、溺死した。メディア報道によると、2人はポケモンのキャラクターを探していたという。

しかし、両男児の親は2人がポケモンGOで遊んでいたことを否定。死亡した男児とは別の男児が持っているスマートフォンにはポケモンGOはインストールされていないと話した。

ただ、警察当局はポケモンGOと溺死が関連していた可能性を排除しておらず、リオグランデ・ド・スル州の町インベーの警察当局者は「ポケモンGOがインストールされていたことが確認されれば、ゲームのメーカーに対する法的措置を検討する。同ゲームに年齢制限がなく、既に世界中でアクシデントを引き起こしているためだ」と話した。

開発を手掛けた米ゲーム会社ナイアンティックと任天堂<7974.T>からは今のところコメントを得られていない。



[ブラジリア 9日 ロイター]


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