「JO1」が考える環境問題とグループの未来...「海外も舞台にする僕たちだから環境意識を持ち続けたい」

We Know Everyone Must Act

2024年12月13日(金)19時33分
堤美佳子(ライター)、大橋希(本誌記者)
JO1(ニューズウィーク日本版撮り下ろし)

PHOTOGRAPH BY ATSUKO TANAKA FOR NEWSWEEK JAPAN, BACKGROUND ILLUSTRATION: FATUHAH NURJANAH/ISTOCK

<持続可能な社会のために大切なのは一人一人の意識と行動。個人としてアーティストとしてJO1の11人が考えていること>

今やエンターテインメント界も、サステナビリティー(持続可能性)を考えることと無縁ではいられない。

【ニューズウィーク日本版撮り下ろし】「JO1」画像ギャラリー

気候変動による高温は、夏の音楽フェスティバルを出演者・観客双方にとってハードなものにしている。国内最大級の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称ロッキン)」は酷暑対策として、例年8月だった開催を来年から9月に移行する。ライブツアーや、CDの生産・流通・廃棄による環境負荷なども大きな問題になっている。


その中で昨年、注目を集めた試みがある。11人組のグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」がシングル「NEWSmile」をCDではなく、トイレットペーパーや歯ブラシなどの日用品に付けた2次元バーコードから聴くスタイルで発表したのだ。国内外で活動する彼らのようなアーティストが、環境意識につながる発信をする意味は大きい。

JO1|'NEWSmile' Official MV (第74回 NHK紅白歌合戦 披露曲)


JO1はどんなグループ?と聞けば、「それぞれ個性が強く、パフォーマンスも11の色がある」(大平祥生)、「真面目で何かをコツコツやることが好きな人が多い」(木全翔也)、「アーティストだけどお笑いもバラエティーも演技もやります」(豆原一成)と自己分析する彼らに、時に真面目に、時に笑いを交えながら気になる環境問題などについて語ってもらった(聞き手はライターの堤美佳子と本誌編集部の大橋希)。

◇ ◇ ◇


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中、通商分野で歩み寄り 301条調査と港湾使用料

ビジネス

テスラの10月中国販売台数、3年ぶり低水準 シャオ

ビジネス

米給与の伸び鈍化、労働への需要減による可能性 SF

ビジネス

英中銀、ステーブルコイン規制を緩和 短国への投資6
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    中年男性と若い女性が「スタバの限定カップ」を取り…
  • 6
    インスタントラーメンが脳に悪影響? 米研究が示す「…
  • 7
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 8
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 9
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中