UAE、原油生産が半分以下に ホルムズ海峡封鎖で油田操業停止
UAE東部フジャイラ港の沖合のタンカー。3月3日撮影。REUTERS/Amr Alfiky
Yousef Saba Florence Tan
[16日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)の1日当たりの原油生産量が半分以下に減少したことが、関係者2人の話で分かった。イラン戦争とホルムズ海峡の事実上の封鎖により、UAEのアブダビ国営石油会社(ADNOC)が広範囲にわたって油田の操業一時停止に追い込まれたためだ。
通常は世界の石油供給量の約2割が通過するホルムズ海峡を商業用船舶が航行できなくなったことで、世界のエネルギー市場に大きな混乱がもたらされた。
ADNOCは16日、石油積み込みと貯蔵の主要拠点であるUAE東部フジャイラ港での積み込みを、ドローンによる攻撃を理由に一時停止した。別の攻撃を受けて停止していた同港での操業は、15日に再開したばかりだ。
石油輸出国機構(OPEC)への報告によると、UAEの1月の石油生産量は日量340万バレル弱で、世界需要の3%強に相当する。
関係者2人の話では、油田の操業一時停止は陸上油田と洋上油田の双方に及んでいる。ADNOCは以前、洋上油田での生産を削減していると明らかにしていたが、関係者は洋上油田での生産が全面的に停止されたと話した。
ロイターの報道によると、OPECで最大の産油国であるサウジアラビアは生産量を約20%削減した。OPEC2位のイラクは生産量を約70%削減。アナリストの推計では、中東における石油生産の削減量は現在、日量700万─1000万バレルで推移しており、世界需要の7─10%に相当する。





