Timour Azhari
[リヤド 16日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)とイラクの企業連合が、7億ドル規模の次世代データ通信インフラ整備計画「ワールドリンク」を始動させる。企業連合に加わっている1社が明らかにした。
1週間余り前にサウジアラビアがシリアの大規模光ファイバー通信網構築を支援すると表明したばかり。中東地域で通信インフラやデータセンターを含む人工知能(AI)インフラなどの中心的な役割を担おうとサウジとUAEがしのぎを削っている様子が浮き彫りになった。
ワールドリンクは、UAEからイラク南部バスラまでを海底ケーブルで、バスラからイラクのトルコ国境までを陸上ケーブルでつなぐ計画だ、と企業連合の一翼を担うイラクのテック964を率いるアリ・エルアカビ氏がロイターに語った。
エルアカビ氏によると、今後5年間で段階的に建設を進める予定。データ通信の混雑を緩和し、スエズ運河経由の既存ルートに比べて距離を大幅に短縮する狙いがある。資金は私募形式で調達するという。
テック964とともに企業連合を形成するのは、イラク・クルド系企業DILテクノロジーズとUAEに拠点を置くブリーズ・インベストメンツだ。
ブリーズ・インベストメンツは声明で「ワールドリンクは中東地域の需要に対応するという面で、最も高速で接続の信頼性が最も高いサービスを提供することを目指している」と述べた。