[クアラルンプール 13日 ロイター] - マレーシア政府と中央銀行が13日に発表したデータによると、2025年第4・⁠四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%増となり、3年ぶりの高い伸びを記録し、市場予想を上回った。

ロイターがまとめたエコノミスト予想と、政府が先に発表⁠していた速報値はともに5.7%増だった。

第3・四半期は5.2%増から5.4%増に上方⁠修正された。

25年通年の経済成長率は5.2%で、前年の5.1%からわずかに加速し、政府予測(4─4.8%)を上回った。

中銀は声明で、25年の成長は力強い投資の伸びに支えられ、堅調な国内需要と輸出がけん引したと述べた⁠。

中銀は、雇用や賃金の伸び、政府の政策が今年の家計支出の追い風となり、投資⁠活動⁠と輸出も引き続き堅調に推移するとの見通しを示した。

中銀のアブドゥル・ラシード・ガフォール総裁は「この成長の勢いは堅調な内需と輸出に支えられ、26年も継続すると予想される」と述べた。

政府と中銀は米関税の⁠影響を巡る不確実性が続く中、今年の経済成長率が4─4.5%になると見込んでいる。マレーシアは米国向け輸出品に19%の関税が課されている。

第4・四半期のGDPは、季節調整済みの前期比では0.8%増と、前期の2.7%増から伸びが鈍化した。

中銀はリンギ相場について、今後も外部要因の影響を受けると⁠しながらも、堅調な国内ファンダメンタルズと市場への資金流入促進策がリンギを支えるとした。

リンギは2024年初め以降、約17%上昇し、アジア通貨の中で最もパフォーマンスが良い通貨となっている。対米ドルでは約8年ぶりの高値圏で推移している。

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