ニュース速報
ワールド

米国民、不法移民への寛容度やや低下 収容所使用には反対

2024年12月12日(木)20時30分

ロイター/イプソスの世論調査によると、米国の有権者の間では不法移民に対する寛容度が第1次トランプ政権時に比べてやや低下しているものの、収容所の使用といった厳しい措置には依然慎重な意見が多い。メキシコとの国境で3月撮影。(2024年 ロイター/Adrees Latif/File Photo)

Jason Lange Ted Hesson

[ワシントン 12日 ロイター] - ロイター/イプソスの世論調査によると、米国の有権者の間では不法移民に対する寛容度が第1次トランプ政権時に比べてやや低下しているものの、収容所の使用といった厳しい措置には依然慎重な意見が多い。

調査は今月5─10日に全米の4183人を対象にオンラインで実施した。

合法的な滞在資格のない移民について、大半もしくは全員の滞在を認めるべきとの回答は全体の33%。2017年に実施した同様の調査の39%から低下した。

不法移民の大半もしくは全員を国外に送還すべきとの回答は53%で、17年調査の51%からほぼ変わらず。「分からない」との回答は9%から14%に増えた。

「不法移民を逮捕し、強制送還の手続きを待つ間、収容所に入れるべきだ」との意見に賛成するとの回答はわずか30%。反対は53%だった。17%は「分からない」「答えたくない」と回答した。

共和党の世論調査専門家ホイット・エアーズ氏は、トランプ氏が移民の家族を引き裂いたり、移民を第2次世界大戦時のような強制収容所に送還した場合、また幼少時に親に連れられて不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者を国外に送還した場合は、支持を失う可能性があると指摘した。

トランプ氏の就任後最初の100日間の最優先課題については、移民問題を挙げる有権者が27%と最多だった。

トランプ氏は8日放送されたNBCテレビのインタビューで、米国に不法滞在する全ての移民を強制送還することを目指す一方、ドリーマーを保護する措置を望んでいると語った。

不法移民に対する寛容度は特に共和党支持者の間で大幅に低下しており、不法移民の滞在許可を支持すると答えた共和党員は17年の18%から9%に減少した。民主党支持者で滞在許可を支持すると答えたのは全体の61%で、ほぼ変わらずだった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米で「アンティファ」メンバーに有罪判決 初のテロ罪

ビジネス

パウエルFRB議長巡る召喚状、地裁が差し止め 司法

ワールド

焦点:雪解けは本物か、手綱握りなおす中国とロシア向

ワールド

米、イラン新指導者モジタバ師ら巡る情報提供に最大1
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 7
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 10
    謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持す…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中