ウクライナ、ドローン配備予算拡大へ 大統領が指示

12月9日、ウクライナのゼレンスキー大統領は定例演説で、同国軍に新型ドローン(無人機)を配備する予算を大幅に拡大するよう指示したと明らかにした。キーウで6日撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[9日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は9日夜の定例演説で、同国軍に新型ドローン(無人機)を配備する予算を大幅に拡大するよう指示したと明らかにした。
大統領は追加のドローン予算に関する報告を受けたとし、「(ドローン配備のための)直接資金の額を最近承認したが、いまは不十分と判断し、近日中に旅団への予算を数倍に増やすよう首相に指示した」と述べた。
大統領はロシアとの戦闘でのドローン配備に一段と注力している。10月には、年内に150万機のドローンを生産する契約を既に結び、生産を年間400万機に拡大できると明らかにした。
2022年2月にロシアの侵攻を受ける前はウクライナでのドローン生産は事実上皆無だった。