ニュース速報
ワールド

北朝鮮で最高人民会議、南北関係巡る改憲報じず

2024年10月09日(水)13時41分

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は9日、最高人民会議(国会に相当)が今週開催されたと伝えた。平壌で演説する金正恩朝鮮労働党総書記の資料写真。KCNAが9月10日に配信した(2024年 ロイター)

[ソウル 9日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は9日、最高人民会議(国会に相当)が今週開催されたと伝えた。南北統一に関する方針が正式に変更されたかどうかは言及していない。

金正恩朝鮮労働党総書記による今年1月の演説を受け、今回の会議で憲法から南北の「統一」に関する言及を削除するとみられていた。

KCNAは韓国を「第1の敵対国」などと明記する法改正や、南北境界線の明確化についても言及していない。

金総書記は1月の演説で、韓国との統一はもはや不可能だと述べ、韓国が北朝鮮の体制崩壊と吸収による統一を目指していると非難していた。

北朝鮮が憲法で、海上の境界線「北方限界線」を含む南北の境界変更を宣言する可能性があるとの見方も出ていた。

KCNAによると、今回の最高人民会議では労働と投票の年齢について憲法を改正し、産業・経済に関する新法を可決したほか、国防相に努光鉄氏を任命した。

出席者一覧に金総書記の名前はなかった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アラスカLNG開発、50社が1150億ドル相当の契

ワールド

中国国家主席は非常にタフ、ディールは極めて困難=ト

ビジネス

午後3時のドルは144円前後で売買交錯、トランプ氏

ビジネス

米ブラックロック、テキサス州の「ボイコット」リスト
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 8
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中