[マニラ 27日 ロイター] - フィリピンのテオドロ国防相は27日、米国との相互防衛条約の解釈を広げて「活発で狡猾な敵」に対抗する必要があるとの認識を示した。南シナ海で同国と中国の船舶が衝突する事案がこのところ相次いでいる。

1951年締結の相互防衛条約は攻撃を受けた場合に相互に防衛するという内容。南シナ海でフィリピンの軍部隊や公船、航空機が攻撃を受けた場合に発動できる。

米国は両国の防衛関係が「強固」と強調してきたが、テオドロ氏は「中国の罠」に陥らないよう防衛条約を「より効果的」にする必要があると述べ、両国がその可能性について話し合っていると明らかにした。米インド太平洋軍司令部の会合の合間に語った。

同相はまた、中国がこの地域における平和の「最大の破壊者」だと批判。南シナ海における中国の「違法行為」を非難するようパートナー諸国に求めた。

中国の活動が「抑止できないとは思わない。世界的なコンセンサスを得られるかという問題に過ぎない」とした。

フィリピンは、他国との協調と単独の両方で十分な軍事的抑止力を構築し、主権保護に真剣でそのために戦う用意があることを中国に示す必要があると強調した。

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