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サル痘ワクチン、米対象者のほとんどが2回目未接種=CDC所長
8月26日、米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は、ホワイトハウスで行ったブリーフィングで、米国でサル痘ワクチンを1回接種した人のほとんどが、完全な予防に必要な2回目接種を受けていないと明らかにした。写真は6月、首都ワシントンに設置されたサル痘ワクチン接種会場で撮影(2022年 ロイター/Gavino Garay)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は26日、ホワイトハウスで行ったブリーフィングで、米国でサル痘ワクチンを1回接種した人のほとんどが、完全な予防に必要な2回目接種を受けていないと明らかにした。サル痘ワクチンで完全な予防効果を得るには、4週間空けて2回接種する必要がある。
所長は、実施された接種の97%が1回目で、多くの人が2回目対象者にもかかわらず、これまでに接種を受けた人は「ほとんどいない」と述べ、CDCは今後の傾向をさらに分析していくとした。
2回目接種の遅れについて、以前はワクチン不足が原因だった可能性があるが、もはやそうではないと指摘。8月23日時点で、CDCに報告を上げている19区域で、デンマークのバイオ医薬品会社・ババリアン・ノルディック製ワクチン20万7000回分が接種されたと説明した。