ニュース速報

ワールド

イランがウラン濃縮拡大、監視カメラ停止 IAEAは非難決議採択

2022年06月09日(木)09時29分

6月8日、 国際原子力機関理事会は、イランに対する非難決議を賛成多数で採択した。写真はイラン国旗。ウィーンのIAEA本部で2021年3月撮影(2022年 ロイター/Lisi Niesner)

[ウィーン/ドバイ 8日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)理事会は8日、イランに対する非難決議を賛成多数で採択した。一方、イランは地下核施設でのウラン濃縮をさらに拡大しており、IAEAの監視カメラ2台を停止すると発表した。

決議案は米国、ドイツ、フランス、英国が提出。イランの未申告施設でウランの痕跡が検知された問題を巡り、同国が完全な回答をしていないことに深い懸念を示した。35カ国で構成する理事会で決議に反対したのは、ロシアと中国のみだった。

イランはこれより先、ウラン濃縮度測定装置を撮影するカメラの停止を発表。国営テレビは「イランの協力にIAEAは感謝しないばかりか義務だと考えている。きょうから関連当局が監視カメラの停止を命じた」と伝えた。

ただ、IAEAはこれらのカメラが記録したデータに1年以上アクセスできておらず、イラン側が保管しているデータを将来的に入手したい考えだ。

一方、IAEAは加盟国へのリポートで、イランがナタンズの地下核施設で複数の高性能遠心分離機「IR6型」からなる「カスケード」を設置し始めたと報告した。同様のカスケードをさらに2つ設置する方針も通知してきたという。

2015年核合意では、イランがナタンズで使用できるのは「IR1型」に限られている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪中銀、ホールセール金融市場におけるトークン化に将

ワールド

焦点:パキスタンが米・イラン紛争の仲介役に浮上、双

ワールド

レアアース調達、日米が先行 韓国・独は不足に直面 

ワールド

マクロスコープ:暫定予算不可避に、政府与党から漏れ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆保険」を達成した中国の医療保険の実態とは
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下位になった国はどこ?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 6
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 7
    スペイン王室、王妃と王女の装いに見る「母から娘」…
  • 8
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中