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ロシアの対欧ガス供給、政治的な操作あってはならない=米大統領
10月30日、バイデン米大統領(写真)はドイツのメルケル首相と会談し、ロシアが政治的な意図をもって天然ガスの供給を操作しないよう対策を協議した。写真はローマで30日撮影(2021年 ロイター/Remo Casilli)
[ワシントン 30日 ロイター] - バイデン米大統領はドイツのメルケル首相と会談し、ロシアが政治的な意図をもって天然ガスの供給を操作しないよう対策を協議した。ホワイトハウスが30日明らかにした。
バイデン大統領は「ロシアが有害な政治目的のために、天然ガスの供給を操作できない体制を整えることが」重要だと強調。両首脳はアフガニスタン情勢についても協議した。
ドイツのパイプライン運営会社の30日のデータによると、ポーランドを経由してドイツに至る天然ガスパイプライン「ヤマル・ヨーロッパ」の一部で、ロシア産天然ガスの欧州への供給がストップした。
ロシアは同パイプラインなど複数のルートを通じて西欧に天然ガスを輸出している。
ロシアの国営天然ガス企業ガスプロムは30日、欧州の顧客の天然ガス需要は満たされていると表明した。
国際エネルギー機関(IEA)や欧州の一部議員は、ガスプロムが欧州への天然ガス供給拡大で十分な対応をしていないと批判。ガスプロムは契約を順守していると主張している。