ニュース速報

ワールド

アストラ製ワクチン接種後の血栓、接種年齢制限で発症に歯止め=論文

2021年08月12日(木)07時22分

 英国で5月にアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン接種年齢を40歳以上に制限して以降、副反応としてまれに起きるとされる血栓症の新たな発症に歯止めがかかった――。英科学者は8月11日、医学専門誌に公表した論文でこう指摘した。2月、同国南部メードストンで撮影(2021年 ロイター/Andrew Couldridge/)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国で5月にアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン接種年齢を40歳以上に制限して以降、副反応としてまれに起きるとされる血栓症の新たな発症に歯止めがかかった――。英科学者は11日、医学専門誌に公表した論文でこう指摘した。

アストラゼネカとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンを接種した人のごく一部で、ワクチン誘発性免疫性血栓症血小板減少症(VITT)を発症する副反応が認められている。

今回の論文でも、50歳未満の接種者の約5万人に1人が発症すると判明していると説明。この数字は従来の推計値に一致するものだ。研究を主導したオックスフォード大学の血液学者スー・パボード氏は、こうした副反応は通常、若い人に影響を及ぼし、特に脳出血をもたらす場合は危険が大きいとの見方を示した。

ただ同氏は、40歳以上に接種を制限した措置の成果が表れて、接種開始時に急増していた副反応の件数は落ち着いており、過去4週間程度はゼロで推移していると説明した上で「これは多大な安心を与える」と語った。 

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インタビュー:原油供給不安、中ロ連携で対日情報工作

ビジネス

中国PPI、3月は3年半ぶりプラス転換 中東紛争で

ビジネス

アングル:ホルムズ封鎖で米国産石油の需要急増、精製

ビジネス

印TCS1─3月利益・売上高ともに予想超え、AIは
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 8
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 9
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中