ニュース速報

ワールド

イスラエル野党の連立組閣努力が暗礁に パレスチナとの衝突で

2021年05月14日(金)11時33分

 5月13日 イスラエルの少数右派野党「イエミナ」のベネット党首(写真左)は、3月の国会総選挙で第2党となった中道「イェシュアティド」のラピド党首(同右)との連立組閣協議を打ち切り、別のもっと幅広い連帯的な政権を求める考えを示した。2013年7月撮影(2021年 ロイター/Ronen Zvulun)

[エルサレム 13日 ロイター] - イスラエルの少数右派野党「イエミナ」のベネット党首は13日、3月の国会総選挙で第2党となった中道「イェシュアティド」のラピド党首との連立組閣協議を打ち切り、別のもっと幅広い連帯的な政権を求める考えを示した。同国の報道が伝えた。イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ空爆など、イスラエルとパレスチナの衝突が激化する中で、アラブ系政党の協力を得て連立組閣を実現する現在の構想が不可能になったと表明した。

政治の混乱が続くイスラエルでは現在、リブリン大統領がラピド氏に組閣を指示。同氏とベネット氏が交互に首相を務めるローテーション方式が模索されていた。ただ、これを実現するには、最大勢力のネタニヤフ首相の右派与党「リクード」を抑えて国会の多数派を形成するため、アラブ系の議員を連立支持に引き入れることが必要だった。

ラピド氏に与えられた28日間の組閣期間の残りは3週間。この間にラピド氏が組閣できなければ、さらなる総選挙の可能性が高まる。そうなれば2年間で5度目の総選挙となる。

ラピド氏はテレビ演説で、ベネット氏の決断に遺憾の意を示したが、何らかの連立を図る努力を続けるとも表明した。ただ、同国の政治評論家らは、ラピド氏が組閣に成功する可能性はほぼ薄れたとみている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スイス・スキーリゾートのバーで爆発、約40人死亡・

ワールド

台湾総統「26年は重要な年」、主権断固守り防衛力強

ワールド

再送トランプ氏、シカゴやLAなどから州兵撤退表明 

ビジネス

ビットコイン、2022年以来の年間下落 最高値更新
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 5
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 9
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 10
    米中関係は安定、日中関係は悪化...習近平政権の本当…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中