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バイデン次期米大統領、ファウチ氏にコロナ対策顧問就任を要請

2020年12月04日(金)11時01分

12月3日、バイデン次期米大統領(写真)は米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長に対し、現職にとどまり、次期政権の新型コロナウイルス対策チームで首席医療顧問を務めるよう要請したことを明らかにした。デラウェア州ウィルミントンで11月撮影(2020年 ロイター/Joshua Roberts)

[ウィルミントン 3日 ロイター] - バイデン次期米大統領は3日、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長に対し、現職にとどまり、次期政権の新型コロナウイルス対策チームで首席医療顧問を務めるよう要請したことを明らかにした。

CNNとのインタビューで語った。ファウチ氏はこの日、バイデン氏のコロナ対策チームと会合した。

バイデン氏はまた、ファウチ氏が安全だと判断した時点で新型コロナのワクチンを接種し、それを公にするとも述べた。「人々はワクチンの効果への信頼を失っている」とし、国民に対して安全性を示したいとした。

CNNによると、オバマ、ブッシュ、クリントンの各歴代大統領も、ワクチン接種を受ける様子をテレビで放映する意向という。

コロナワクチンは数週間以内に供給が始まる見通しだが、米国の新規入院患者と死者の数は急増している。ロイターの集計によると、1日当たりの死者は2日に過去2番目に多い2811人を記録した。

バイデン氏は就任後に連邦政府機関の施設内や、飛行機やバスなど各州間の移動でマスク着用を義務付ける方針を示し、「マスク着用は100日間だけだ。ずっとではない」と説明した。

関係筋によると、バイデン氏はホワイトハウスの新型コロナ対策調整役にオバマ前政権で経済顧問を務めたジェフ・ジエンツ氏を起用する。ジエンツ氏はコロナワクチンの供給を統括し、複数の政府機関の調整を担う。

ロイター
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