ニュース速報

ワールド

豪小売売上高、9月暫定値は前月比1.5%減 今後は堅調に

2020年10月21日(水)12時34分

 オーストラリア連邦統計局が発表した9月の小売売上高は、暫定ベースで季節調整済み前月比1.5%減少した。写真はシドニーの精肉店、6月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 21日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した9月の小売売上高は、暫定ベースで季節調整済み前月比1.5%減少した。

食品と家庭用品の販売が低調だったが、前年同期の水準は大きく上回っている。

8月の小売売上高は、ビクトリア州の新型コロナウイルス感染第2波を受けロックダウン(都市封鎖)が導入された影響で4%減少していた。

一方、7─9月期の小売売上高は前年比6.8%増加し、同期の国内総生産(GDP)を押し上げる見通し。小売売上高は4─6月期のGDPを0.6%ポイント押し下げていた。

AMPのエコノミスト、ダイアナ・マウシナ氏は「政府支給金による家計所得の増加が小売売上高を押し上げた」と指摘した。

豪経済が30年ぶり景気後退(リセッション)入りする中、政府は3月中旬以降、賃金補助や生活保護に数千億ドルを支出している。

豪中銀も政策金利を過去最低水準の0.25%に引き下げ、無制限の債券買い入れプログラムを実施。銀行向けに低利の資金供給を開始し、借り入れコストを低水準に維持するため金融市場に流動性を供給している。

中銀は11月3日の会合で政策金利を0.1%に引き下げ、債券買い入れプログラムの対象に長期債も加えて拡充すると見込まれている。

マウシナ氏は、8月と9月の小売売上高の減少について、ビクトリア州の行動規制の影響を反映していると指摘した。

一方、エコノミストや小売り各社は、ビクトリア州の行動制限緩和や年末商戦期の消費拡大に伴い、小売売上高は今後数カ月で増加すると予想している。

統計局は11月4日に9月小売売上高の最終値を発表する。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ペルー大統領、中国実業家との会合未公表巡り議会で説

ワールド

玉木国民民主代表、長期金利上昇「政府・日銀は毅然と

ビジネス

テスラ「サイバーキャブ」、初期生産極めて遅いペース

ビジネス

中国万科、債券保有者が一部返済の1年延期を承認
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    トランプが「NATOのアメリカ離れ」を加速させている…
  • 8
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 9
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中