ニュース速報

ワールド

米大統領選、トランプ氏はフロリダ・バイデン氏はミシガンで集会

2020年10月18日(日)10時52分

 10月16日、米大統領選の共和党候補、トランプ大統領は激戦州のフロリダを訪れ、高齢者に支持を呼び掛けた。一方、民主党候補のバイデン前副大統領はやはり激戦州のミシガンで集会を開き、トランプ政権の新型コロナウイルスへの対応を批判した。写真はフロリダ州の空港で集まった支持者らの前で演説するトランプ大統領(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[メーコン(米ジョージア州)/デトロイト 16日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補、トランプ大統領は16日、激戦州のフロリダを訪れ、高齢者に支持を呼び掛けた。一方、民主党候補のバイデン前副大統領はやはり激戦州のミシガンで集会を開き、トランプ政権の新型コロナウイルスへの対応を批判した。

11月3日の投票日まで20日を切る中、両候補は勝敗のカギを握る激戦州での選挙活動に専念している。

ロイター/イプソスの世論調査では、支持率でトランプ氏がバイデン氏にリードを許し、選挙資金調達額でもバイデン陣営に後れを取っている。[nL4N2H549C]

今回の期日前投票者はすでに2300万人を超え、記録的な数字に上る。

トランプ氏はこの日、フロリダ州フォートマイヤーズの屋内会場で高齢者の聴衆を前に演説。新型コロナを軽視する言動を続ける同氏には珍しく、新型コロナで家族を失った人への共感を示した。

一方、バイデン氏はミシガン州の集会で「私が大統領になれれば、何があろうと医療保険制度改革法(オバマケア)を継続させる」と表明。

同氏は「新型コロナを巡る状況は好転しつつある」と主張し続けるトランプ氏について、「彼はこのウイルスから国家を守れなかった失態からわれわれの気をそらすために何でもするだろう」と述べ、「コロナは消えていない。実際には再び勢いを増している。予想通りに事態は悪化している」と警告した。

バイデン陣営は、オバマ前大統領が来週、バイデン氏の応援にかけつけ、フィラデルフィアで選挙活動を行うと発表した。

これについて、トランプ氏はフロリダ州の集会で、オバマ氏が与える影響は大きくないとの見方を示した。同氏はその後、共和党の牙城であるジョージア州に移り、集会を開いた。

バイデン氏はこの日の最後に、ミシガン州デトロイトで投票を呼び掛ける集会に参加。新型コロナに感染したまま職務と選挙活動に復帰したトランプ氏を批判した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

プーチン氏、和平案「合意の基礎に」 ウ軍撤退なけれ

ワールド

ウクライナ、和平合意後も軍隊と安全保障の「保証」必

ビジネス

欧州外為市場=ドル週間で4カ月ぶり大幅安へ、米利下

ビジネス

ECB、利下げ急がず 緩和終了との主張も=10月理
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 7
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 8
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 9
    ウクライナ降伏にも等しい「28項目の和平案」の裏に…
  • 10
    ミッキーマウスの著作権は切れている...それでも企業…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中