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米州コロナ感染約1150万人、精神保健問題への対応必要=WHO

2020年08月19日(水)02時10分

世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は18日、米州の新型コロナウイルス感染者が累計1150万人に迫り、死者は40万人を超えたと明らかにした。リオデジャネイロで15日撮影(2020年 ロイター/PILAR OLIVARES)

[ブラジリア 18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は18日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、外出制限措置によるストレスのほか、飲酒や薬物使用などに起因するメンタルヘルス問題が顕在化していると警告した。

エティエンヌ事務局長は、米州で精神保健問題に加え、家庭内暴力など女性に対する暴力事件も急増していると指摘。「メンタルヘルス問題への対応を新型ウイルス対策の重要な一部と考える必要がある」と述べた。

事務局長によると、米州の新型コロナウイルス感染者は累計1150万人に迫り、死者は40万人を超えた。

世界全体に占める米州の人口がわずか13%であるにもかかわらず、新型コロナ感染症による死者数は64%に達していると強調。国別では米国とブラジルの状況が深刻で、カリブ諸国やペルー、ドミニカ共和国などでは新規感染者数が増加していると指摘した。

*内容を追加しました。

ロイター
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