ニュース速報

ワールド

米大統領選延期6割超が反対、バイデン氏10ポイントリード=調査

2020年08月05日(水)22時40分

米国の有権者の6割以上が、新型コロナウイルスの世界的流行を理由に11月3日の大統領選を延期すべきでないと考えていることが、ロイター/イプソスの世論調査で分かった。写真は民主党のバイデン前副大統領。デラウェア州ウィルミントンで昨年9月撮影(2020年 ロイター/BASTIAAN SLABBERS)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国の有権者の6割以上が、新型コロナウイルスの世界的流行を理由に11月3日の大統領選を延期すべきでないと考えていることが、ロイター/イプソスの世論調査で分かった。

7月31日ー8月4日に実施した調査によると、有権者の66%が大統領選の延期に反対すると回答。党別では野党・民主派の8割、与党・共和派の5割が反対を表明した。

一方、大統領選の延期に賛成する向きは23%で、共和派が大半を占めた。分からないとの回答は11%だった。

トランプ大統領は先月、大規模な郵送投票により不正が横行する恐れがあるとして、大統領選を延期する可能性に言及した。

なぜトランプ氏は大統領選の延期を望んでいると思うかとの質問に、有権者の54%は「自身の再選の手助けになるから」と回答。42%は「大統領選を延期すれば、自身の再選確率が高まると考えているから」とした。

また21%は「郵便投票が不安だから」と答えた。その他、「新型コロナや経済の問題から有権者の目をそらしたいから」は12%、「投票所でのコロナ感染拡大を防止したいから」は10%だった。

こうした中、8月3ー4日に行った別の調査によると、民主党候補指名が確定したバイデン前副大統領の支持率が、トランプ氏を10%ポイント上回った。トランプ氏のコロナ対応については、57%が評価しないと回答。評価するは38%だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

仏ケリング、成長回復に店舗網縮小と「グッチ」依存低

ワールド

米、台湾への7億ドル相当の防空ミサイルシステム売却

ワールド

日中局長協議、反論し適切な対応強く求めた=官房長官

ワールド

マスク氏、ホワイトハウス夕食会に出席 トランプ氏と
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中