ニュース速報

ワールド

ヒューストンの中国総領事館が閉鎖・撤収、米国務省職員が現地に

2020年07月25日(土)15時04分

 米政府が閉鎖を命じたテキサス州ヒューストンの中国総領事館では24日、職員が撤収し、その後米当局者とみられる複数の人物が裏口から中に入る様子が見られた。(2020年 ロイター/Gary McWilliams)

[ヒューストン 24日 ロイター] - 米政府が閉鎖を命じたテキサス州ヒューストンの中国総領事館では24日、職員が撤収し、その後米当局者とみられる複数の人物が裏口から中に入る様子が見られた。

このグループは、閉鎖期限の現地時間午後4時過ぎ、裏口のドアをこじ開けて建物の中に入った。所属を尋ねる報道関係者の質問には答えなかった。

その後、米国務省外交保安局の職員2人が現場に到着し、入り口の警備に当たった。記者団の質問には応じなかった。

現場にいた人によると、中国領事館職員は午後4時過ぎ、裏口がこじ開けられる前に建物を出て、車でその場を後にしたという。

こうした動きについて、中国大使館や米国務省はコメントの要請に応じていない。

領事館の外では、トラックに荷物を積み込む職員に対し、中国共産党に批判的な約100人の中国人活動家らがやじを飛ばす場面も見られた。

米政府高官は同日、中国が米国内の在外公館を通じてスパイ活動など悪意ある行動に従事しているとした上で、ヒューストンの中国総領事館が関与していた活動は「容認できる線を超えていた」との認識を示した。[nL3N2EV3CQ]

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国の24年名目GDP、134.8兆元に下方改定

ワールド

ウクライナ巡る米との交渉、ゆっくり着実に進展=ロシ

ビジネス

小売販売額11月は前年比1.0%増、休日増と食品値

ワールド

再送公債依存度24.2%に低下、責任財政に「腐心」
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 8
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 6
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 7
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中