ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、新型コロナ感染急増地域への国内便停止を検討

2020年04月02日(木)11時18分

トランプ米大統領は1日、米国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な地域への航空便を停止する案を検討していることを明らかにした。写真は3月31日、ワシントンのホワイトハウスで撮影(2020年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、米国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な地域への航空便を停止する案を検討していることを明らかにした。

大統領はホワイトハウスでの記者会見で「(そうした案は)当然検討している。ただ、実行に踏み切れば、非常に必要とされている業界を締め付けることになる」と述べた。

感染者が急増している「ホットスポット」への国内便が停止されれば、ニューヨークやニューオーリンズ、デトロイトなどが影響を受ける可能性があり、感染がさらに拡大するにつれて全米各地の主要都市に対象が広がる可能性がある。

トランプ氏は「ホットスポットについて検討している。ホットスポットに向かう航空便に目を向けている」とし、「ただ、すべての航空会社の全便を停止するのは極めて乱暴な決定だ」と述べた。その上で「しかしわれわれはホットスポットについて考えている。発着地がともにホットスポットといった場合だ」と述べた。

米国の国内線は需要の落ち込みですでに大幅に減便されている。前週成立した2兆2000億ドル規模の経済対策には航空業界向けの支援が盛り込まれた。

トランプ大統領は、全米を対象とした封鎖措置には引き続き反対の立場を示し、一部の州では感染率が低いことから、柔軟な対応が必要だと述べた。

米政権は前日、感染拡大を抑えるための行動指針に国民が従ったとしても、今後数カ月間で死者は10万─24万人に増えるとの予測を示した。

トランプ氏とペンス副大統領は、医療保険に加入していない国民が新型ウイルスの治療を受けなければならない問題について検討しているとした。

トランプ大統領はこれまでに、中南米からの移民流入を制限する方針も打ち出しているが、1日の会見では、米国の農家が外国人労働者を必要としていることに理解を示し、「(外国人労働者の)入国を引き続き認めることを農家に約束した」と述べた。

*内容を追加します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、サウジと防衛協力 「双方に有益」

ワールド

G7外相、イラン紛争で民間人攻撃の即時停止を要求

ワールド

EU上級代表、31日にウクライナで外相と会談 支援

ビジネス

当面金利据え置きが適切、中東情勢とAIで不透明感=
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 5
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 6
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 7
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 8
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中