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北朝鮮、豊渓里の核実験場廃棄 坑道や観測所を爆破 

2018年05月24日(木)23時22分

5月24日、北朝鮮は北東部の豊渓里にある核実験場の坑道や施設を爆破した。写真は24日、韓国ソウルで爆破の様子をテレビで見守る人々(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 24日 ロイター] - 北朝鮮は24日、同国北東部の豊渓里にある核実験場の坑道や施設を爆破した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。4月に表明した核実験施設廃棄の約束を果たし、朝鮮半島の緊張緩和への一助となる可能性がある。

過去6回の核実験はすべて豊渓里で行われた。

爆破には韓国を含む少数の外国人記者団が招かれ取材を行った。韓国メディアによると、坑道3本のほか、観測所が爆破された。

KCNAは、爆破による放射性物質漏れはないほか、周辺の生態学的環境にも影響はないと報じている。

韓国政府は「北朝鮮が南北首脳会談などで表明した完全な非核化の実現に向けた意義ある初の措置」とし、歓迎の意を表明した。

中国の国営新華社も「非核化や朝鮮半島問題の政治的解決に向けた緊張緩和に向けたコミットメントを明示した」として、北朝鮮の対応を評価した。

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ロイター
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