[台北 16日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が16日発表した2025年第4・四半期決算は、純利益が前年同⁠期比2%減の452億1000万台湾ドル(約14億2000万ドル)だった。

AI(人工知能)製品への強い需要を背景に売上高は過去最高を記録していたが、純利益は市場予想(638億6000万台湾ド⁠ル、LSEG調べ)を下回った。

鴻海は決算リリースの中で、減益の具体的な要⁠因については言及していない。

一方、26年第1・四半期と26年通期の売上高見通しについては、同社が示す予測で最高水準となる「強い成長」になるとの見方を示した。通期の業績見通し⁠を公表するのは今回が初めてで、AIサーバーへの旺盛な需要が成長をけん⁠引す⁠るとしている。

スマート・コンシューマー・エレクトロニクスの第1・四半期の売上高も前年比で大幅に増加する見通しという。

同社は現在、生産拠点の分散化を加速させている。iPhone生産の多く⁠は依然として中国に依存しているが、米国市場向け製品の大部分はインドでの生産に切り替わった。また、エヌビディア向けのAIサーバーを製造するため、メキシコや米テキサス州でも新工場の建設を進めている。

次世代の成長の柱と位置⁠づける電気自動車(EV)事業への拡大も継続しているが、課題も残る。同社は昨年8月、2022年にEV生産のために買収した米オハイオ州ローズタウンの旧自動車工場を、設備を含めて3億7500万ドルで売却することで合意したと発表した。

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