午後3時のドルは159円近辺、一時2カ月ぶり高値 当局の動き見極め
3月12日、午後3時のドルは前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安の159円近辺で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Atsuko Aoyama
[東京 12日 ロイター] -
午後3時のドルは前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安の159円近辺で推移している。原油先物相場の上昇などをながめ、ドルは午前中に1月14日以来2カ月ぶりの高値を付けたが、その後は為替介入への警戒感などから上値が重い展開となっている。口先や実弾で当局がけん制に乗り出すタイミングを見極める向きもある。
ドルは午前中、一時159.24円まで買われ、1月14日以来2カ月ぶり高値に上昇。その後いったん158円台に軟化した後、原油先物価格の上昇を背景に再び切り返すなど、159円を挟んだもみ合いとなっている。
ホルムズ海峡の閉鎖が解消しない限り、原油相場もドル/円も上昇方向とみる市場参加者は多いが、為替介入への警戒感は一定の重しとなっている。「放っておいても上を探るような相場になっているが、抜け切らないのは介入への警戒感」(国内銀行の為替セールス担当者)との声が聞かれる。きょうも1月に米当局によるレートチェックが行われる直前の高値(159.23円)をわずかに上回ったところで、上昇の勢いが鈍った。
ただし、足元のドル/円相場は投機的な動きで跳ね上がったわけではなく、原油高の影響を見据えたシナリオを踏まえた値動きとの見方も聞かれ、介入の効果を疑問視する声は少なくない。今後の焦点は投機的と言えるような動きがどの程度加速するかで、仮に来週の日銀の金融政策決定会合などでドル/円の上昇スピードが増すようであれば、当局がけん制に乗り出す可能性があるとの指摘もある。
三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は、イラン問題で中東での地政学リスクが高まった2月中旬から原油相場とドル/円はともに上昇基調にあったと指摘。値動きの相関性は足元で崩れてはいないものの、原油価格の上昇に対する「ドル/円の感応度は下がっている」としている。
酒井氏は、この先、ドル/円相場が2月中旬以降これまでの上昇と同じスピード感で原油先物相場の値動きに追随するのであれば、口先介入など当局からのけん制がみられる可能性があるとみている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 159.09/159.14 1.1539/1.1540 183.61/183.62
午前9時現在 159.08/159.09 1.1542/1.1543 183.63/183.64
NY午後5時 158.94/158.96 1.1566/1.1568 183.84/183.87
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