Maki Shiraki
[東京 5日 ロイター] - ホンダは5日、米国で生産する2車種を日本で発売すると発表した。今年後半から、順次投入する。日米の貿易不均衡の是正に向け日本の自動車メーカーは米国産車の「逆輸入」を相次いで表明しており、トヨタ自動車に続く動きとなる。
ホンダが輸入するのは、米国のホンダ・ ディベロップメント・アンド・ マニュファクチュアリング・オブ・アメリカで生産しているセダン「アキュラ インテグラ タイプエス」とスポーツ多目的車(SUV)「パスポート トレイルスポーツエリート」。国土交通省が創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用する。
日本メーカーの米国生産車を国内で発売する動きは、日米関税交渉の中で浮上した。トランプ大統領が、日本車が米国で大量に売れている一方、米国車は日本で売れてない現状を「不公平」と批判。関税交渉を有利に進めるため、対米貿易黒字を縮小させる方法の一つとしてトヨタの豊田章男会長が当時の石破茂首相に提案した。
トヨタも米国で生産するセダン「カムリ」、SUV「ハイランダー」、ピックアップトラック「タンドラ」の3車種について、今年から日本で順次発売する方針を示している。日産自動車でも、SUV「ムラーノ」などが候補車として取り沙汰されている。
同日、欧米自動車大手ステランテスは、米国車ブランド「ジープ」で日本初となる四輪駆動ハイブリッド車「アベンジャー 4xe(フォーバイイー) ハイブリッド」(生産はポーランド)を発売。ステランテスジャパンの成田仁社長は、日本メーカーが米国生産車を日本に投入する動きを踏まえ「われわれとしても当然ここは商機だと考えている」と述べた。