米ワーナー、パラマウントに1週間の交渉期間 上積み提案の内容見極め
米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるパラマウント・スタジオで1月撮影。REUTERS/Mike Blake/File Photo
[17日 ロイター] - 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は17日、同業パラマウント・スカイダンスによる現行の1株当たり30ドルの敵対的買収案を拒否するものの、より良い条件の提示のため1週間の交渉期間を設けると発表した。
ワーナー・ブラザースは、動画配信大手ネットフリックスによる買収を優先させる姿勢で買収先変更の可能性は低いとみられるが、パラマウントによる上積み提案の内容を見極める構えだ。
パラマウントによる全体の買収提案額は1084億ドル。一方、ネットフリックスはスタジオとストリーミング事業を対象に1株27.75ドル(総額827億ドル)を提示している。パラマウントは先週、ネットフリックスによる買収が実現しなかった場合にワーナー・ブラザースが支払うことになる28億ドルの違約金を実質的に負担することなどを新たに公表した。
ワーナー・ブラザースはパラマウントに対し、23日までに「最善で最終的な提案」を提出するよう求めた。ネットフリックスは合併合意の条件に基づき、対抗することも可能だ。ワーナー・ブラザースのサミュエル・ディ・ピアッツァ会長とデービッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)は、パラマウントへの連名の書簡で、パラマウントの提案が「ネットフリックスとの合併を上回る取引をもたらす可能性が高いとは判断していない」と述べた。
ワーナー・ブラザースは、パラマウントの財務アドバイザーが、WBDが交渉開始に同意すれば1株31ドルまで提案額を引き上げるとし、さらなる上乗せも可能だと述べたと明らかにした。
発表を受け、パラマウントとワーナー・ブラザースの株価は、寄り付き前の時間外取引でいずれも一時約2.5%上昇した。
ワーナー・ブラザースは、3月20日に株主総会を開き、ネットフリックスの買収提案に関する賛否を諮る。ネットフリックスとの合併は、ワーナー・ブラザースがCNNを含むディスカバリー・グローバル・ケーブル事業を分離した後に行われる計画だ。
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