[ベルリン 16日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は2028年末までに全ブランドでコストを20%削減する計画だと、独誌マネジャー・マガツィーンが16日報じた。
同誌によると、オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)とアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は、1月中旬にベルリンで開かれた幹部会議で「大規模な」削減計画を提示した。
削減策は中国市場の低迷や米国の関税、競争環境の激化を背景に、収益を持続可能な水準に回復させることを目指している。具体的な削減箇所やブランド間の協力強化の詳細は会議で明らかにされなかったが、工場閉鎖も選択肢に含まれる可能性があるという。
VWの広報担当者は、同社が3年前に全ブランド・事業体を対象にした運営プログラムを開始し、これまでに数百億ユーロ規模の経費削減を達成したと説明。米関税などの地政学的逆風を相殺できたと述べた。ブルーメ氏が3月10日の決算記者会見で中間報告を行う予定という。
従業員を代表する労働評議会のカバロ議長は、報道は承知しているとした上で、会社側と24年末に交わした契約に言及した。その契約には、競争力強化や、従業員に対する社会的に受け入れられる影響のための措置が盛り込まれており、「この合意をもって業務上の理由による工場の閉鎖や人員削減は明確に排除された」と述べた。