Nora Eckert

[デトロイト 11日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者(⁠CEO)は同社が車両の品質改善目標を達成したことを受け、11日に開いたタウンホール(対話集会)で、全社的なボーナスを130%に設定すると従業員に伝えた。事情に⁠詳しい複数の関係者が明らかにした。

ファーリー氏は出席者に対し、支給額⁠の増加は主に自動車購入後90日以内の修理状況を示す初期品質の改善によるものだと説明。この指標は過去10年で最高水準に達したと述べたという。

フォードの全社ボーナスは、毎年設定される一連の指⁠標に基づいて決定される。これらは全給与所得者が対象となる基準額を定義し⁠、100%⁠を超える数値は同社が指標を上回ったことを示す。個人の業績によってこの額は増減する。ボーナスはフォードの全世界の給与所得者(約7万5000人)に適用される。

同社は従業員報酬を品質や財務実績などの主要⁠指標に連動させており、目標は毎年見直される。2023年の支給率は84%、24年は69%に設定されていた。当時の目標には電気自動車(EV)販売台数や、ソフトウエアサブスクリプションなどの車両接続サービスの成長が含まれていた。

25年の目標は公表されていないが、関係者によれば、24年とほ⁠ぼ同様の内容だという。

例年になく明るい雰囲気だったというタウンホールでファーリー氏はボーナスについて、29年までに利払い・税引き前利益(EBIT)ベースの利益率8%達成などといった目標の実現に向けた従業員への投資になると述べた。

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