NY外為市場=ドル上昇、円は4日続落 高市政権の積極財政観測で
2022年9月撮影。REUTERS/Florence Lo
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇した。一方、8日投開票の衆院選を控え、高市早苗首相の積極財政が進みやすくなるとの見方を背景に、円は4日続落の見通しとなった。
この日発表の米経済指標では、米供給管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業総合指数が53.8と、前月比横ばいとなり、市場予想を小幅上回った。これを受け、ドルはユーロや英ポンドを含むほとんどの主要通貨に対しても上昇した。
スタンダード・チャータード銀行のG10為替調査グローバル責任者スティーブ・イングランダー氏は「現時点では、ドルは最近のレンジ内での推移にとどまっている」と指摘。「市場は、リスクオフの動きからハイテク株中心に株価が下落し、ドルを押し上げているのか、それともハイテクセクターの弱体化によるドル安なのか見極めようとしている」ことが背景にあると述べた。
メシロー・カレンシー・マネジメントのストラテジスト、ウト・シノハラ氏は「現在のデータは、経済が依然として安定していることを示唆しているが、為替市場の方向性を巡る持続的な確信をもたらすほど堅調ではない」とし、「市場は依然として連邦準備理事会(FRB)が年内約2回利下げするとの見方を織り込んでいる」と述べた。
円は対ドルで0.7%安の156.82円。一時、1月23日以来の安値を記録した。円は1月30日以降、2%超下落している。
主要通貨に対するドル指数は0.24%高の97.63。
ユーロは0.11%安の1.1806ドル。欧州中央銀行(ECB)は5日、理事会を開く。市場では、ECBが5会合連続で金利を据え置くとの見方が大勢となっている。
ドル/円 NY終値 156.85/156.89
始値 156.82
高値 156.94
安値 156.36
ユーロ/ドル NY終値 1.1806/1.1808
始値 1.1810
高値 1.1826
安値 1.1791
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