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米モデルナ、今年の売上高予想を10億ドル下方修正 株価急落

2025年01月14日(火)09時48分

 1月13日、米バイオ医薬品会社モデルナは2025年の売上高予想を10億ドル引き下げた。写真は同社のロゴが表示された画面と株価のイメージ。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Sriparna Roy

[13日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社モデルナは13日、2025年の売上高予想を10億ドル引き下げた。呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンの採用が遅れていることや、新型コロナウイルスワクチンの需要低迷による影響を理由に挙げた。これを受け株価は取引開始直後に24%以上下落、17%安で引けた。

モデルナはこれまでに2製品しか市場に投入していない。今後の成長促進に向け開発中のワクチンに期待を寄せ、臨床試験に多額の費用を投じているが、昨年9月にはコスト圧縮への着手を余儀なくされた。

ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、25年に10億ドル、26年にさらに5億ドルの現金コスト削減を目指していると述べた。25年末には約60億ドルの現金と投資を見込んでいる。

24年の製品売上高は30億─31億ドルを計上したが、これはRSVワクチンの売上高がふるわなかったため予想レンジの下限にとどまった。

25年の年間売上高は下半期を中心に15億─25億ドルを見込んでいるが、これは前回予想の25億─35億ドルを下回り、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の29億5000万ドルにも届かない。

ロイター
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