[ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が17日発表した10月の小売売上高(数量ベース)は前月比0.3%減と予想外に減少した。生活費の高騰が引き続き響いた。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は0.3%増だった。
9月分は1.1%減に下方改定された。
ONSは「小売業者は、生活費、来店客の減少、月後半の雨天が減少の原因と指摘した」と述べた。
第3・四半期の小売売上高も小幅に下方改定された。
先週発表された第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.0%でマイナス成長を回避したが、改定値で下方修正される可能性がでてきた。
投資家はイングランド銀行(英中央銀行)が来年、利下げを迫られると予想している。
ガソリンを除く小売売上高は前月比0.1%減。
コンサルティング会社EY・ITEMクラブのチーフ経済アドバイザー、マーティン・ベック氏は「金利上昇の影響が強まっている。ただ、小売り業者に助け舟がないわけではない。短期的には10月の重しとなった燃料販売の減少が反転する可能性がある。最近の原油安がガソリン価格の下落につながる」と述べた。
小売売上高は前年比では2.7%減。市場予想の下限を下回った。
小売売上高は2018年の水準に戻っているが、小売り業者は年末商戦での業績回復に期待を寄せている。