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バイナンスとSEC、米顧客資産の国内保全で合意 訴訟解決まで

2023年06月19日(月)07時31分

6月17日、暗号資産(仮想通貨)交換業最大手バイナンスと米国法人バイナンス・ドット・USは、今月提起された一斉訴訟が解決するまで、米国の顧客資産を米国内に残すことで米証券取引委員会(SEC)と合意した。写真はバイナンスのロゴ。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[17日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換業最大手バイナンスと米国法人バイナンス・ドット・USは、今月提起された一斉訴訟が解決するまで、米国の顧客資産を米国内に残すことで米証券取引委員会(SEC)と合意した。裁判所文書で明らかになった。

合意は、米国の顧客資産が海外に流出しないようにバイナンス・ドット・USの従業員のみが、これらの資産にアクセスできるようにする内容。訴訟を監督する連邦判事の承認が必要だ。

SECは今月5日、バイナンスが取引量を人為的に膨らませ、顧客資金を流用したほか、米国の顧客が国外の交換所で取引できるようにし、市場規制について投資家に誤解を与えたなどとして、同社とチャンポン・ジャオ最高経営責任者(CEO)らを提訴した。

SECは17日に発表した声明で、バイナンス・ドット・USの顧客のための緊急救済命令は、彼らの資産の保護と引き出し継続を保証すると説明した。

ロイター
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