ニュース速報

ビジネス

実質消費支出、4月は前年同月比4.4%減 2カ月連続のマイナス

2023年06月06日(火)09時25分

 6月6日、総務省が発表した4月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比マイナス4.4%となった。東京都内で2020年撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 6日 ロイター] - 総務省が6日発表した4月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比マイナス4.4%となった。消費支出の前年比減は2カ月連続。ロイターの事前調査では2.3%減少すると予想されていた。季節調整済み前月比では1.3%のマイナスだった。

1世帯あたりの支出額は30万3076円で、名目ベースでは前年同月比0.5%の減少となった。項目別では、教育や家賃地代などの住居に対する支出が引き続き減少した。電気代やガス代などの「光熱・水道」は、実質で5カ月連続の増加だった。

専門家の間では「物価高の影響に加えて、5月の大型連休での支出に備えて節約する動きが影響した両方が考えられる」(SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミスト」との声が出ている。

経済正常化に伴う消費の基調については「5月の消費動向とならして見極めていく必要がある」(前出の宮前氏)としている。

*総務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm [http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm]

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米豪首脳が会談、レアアース合意文書に署名 日本関連

ワールド

ガザ停戦維持へ措置、イスラエルに攻撃再開指示せず=

ワールド

トランプ氏「来年初めに訪中」 中国が招待

ワールド

マダガスカル新首相、実業家のラジャオナリベロ氏を首
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 7
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 8
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 9
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心…
  • 10
    トランプがまた手のひら返し...ゼレンスキーに領土割…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中