ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル弱含み、独CPI受けユーロが上昇

2023年03月31日(金)07時10分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが弱含んだ。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが弱含んだ。ドイツの消費者物価指数(CPI)や銀行セクターへの懸念後退を受け、ドルは対ユーロで1週間ぶりの安値を付けた。

ドイツ連邦統計庁が30日発表した3月のCPI速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比7.8%上昇となった。エネルギー価格の下落を背景に伸びは大幅に鈍化したものの、市場予想(7.5%増)を上回った。

CIBCキャピタルマーケッツ(トロント)で北米FX戦略責任者を務めるビパン・ライ氏は「欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)の間に乖離が生じ、ドルの重しになりそうだ。(欧州のインフレデータは)ECBにはまだやるべきことがあると示唆しており、それが今後、ECBとFRBの間の政策金利差を縮める可能性がある」と述べた。

ユーロは0.55%高の1.09035ドルと、3月23日以来の高値を付けた。年初来では2%近く上昇している。

ドル指数は0.468%安の102.16となった。

英ポンドは0.58%高。3月月間では3%近く上昇する基調にある。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1.6%下落し2万7913ドル。序盤には2万9170ドルと、約1週間ぶり高値を付ける場面があった。

ドル/円 NY終値 132.65/132.66

始値 132.56

高値 132.96

安値 132.33

ユーロ/ドル NY終値 1.0901/1.0905

始値 1.0877

高値 1.0926

安値 1.0873

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独経済団体、半数が26年の人員削減を予想 経済危機

ワールド

中国軍、台湾周辺で実弾射撃伴う演習開始 港湾など封

ビジネス

韓国クーパン、顧客情報大量流出で11.8億ドルの補

ワールド

尹前大統領の妻、金品見返りに国政介入 韓国特別検が
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    「アニメである必要があった...」映画『この世界の片…
  • 9
    2026年、トランプは最大の政治的試練に直面する
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中