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米カーニバル、12─2月期は赤字が予想より小幅 旅行需要旺盛で
米クルーズ船運航大手カーニバルが27日発表した第1・四半期(12─2月)決算は、1株当たり調整後純損益が0.55ドルの赤字となり、赤字幅はリフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.60ドルより小さかった。写真は米フロリダ州マイアミのマイアミ港に停泊するカーニバル社のクルーズ船「サンライズ」で2022年6月撮影(2023年 ロイター/Marco Bello)
[27日 ロイター] - 米クルーズ船運航大手カーニバルが27日発表した第1・四半期(12─2月)決算は、1株当たり調整後純損益が0.55ドルの赤字となり、赤字幅はリフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.60ドルより小さかった。売上高は前年同期の16億2000万ドルから44億3000万ドルに増え、アナリスト予想の43億3000万ドルを上回った。旺盛な旅行需要、チケット価格の上昇、船内での堅調な支出が寄与した。
カーニバルによると、第1・四半期の客室稼働率は2019年の水準をなお下回ったが、夏には19年の水準を回復する見通し。年内の予約は70%以上埋まっているという。
営業活動によるキャッシュフローは第1・四半期にプラスに転じ、流動性は81億ドルに増えた。
同社は通期の1株当たり損益を0.28─0.44ドルの赤字と見込んでいる。市場予想は0.08ドルの赤字。