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ヘッジファンド新規設定本数、第2四半期は金融危機以来の低水準

2022年10月03日(月)10時56分

 今年第2・四半期は新規設定されたヘッジファンド本数が前期比57%減の80本と、2008年の世界金融危機以来の低水準になった。写真はソウルで2013年1月撮影(2022年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 今年第2・四半期は新規設定されたヘッジファンド本数が前期比57%減の80本と、2008年の世界金融危機以来の低水準になった。清算本数は24%増の156本と急増した。調査会社HFRが30日公表したデータで分かった。

第2・四半期の新規設定本数は08年第4・四半期の56本以降で最少。差し引きのヘッジファンド総本数は前期の9313本から9237本に減った。

HFRのケネス・J・ハインツ社長は「リスクオフの地合いのため投資家は危ない橋を渡るのを避け、既に評価が確立したファンドへ資金を振り向け続けている。これにより、かつてないほどの地政学的、マクロ経済的な不確実性の下で不安定化している現在の市場環境を乗り切ろうとしている」と指摘した。

上半期にヘッジファンド業界からは差し引き77億ドルの資金が流出した。ただ年初来の平均リターンはS&P総合500種を上回っている。1─8月を見ると、主要ヘッジファンドの値動きを示す「HFRI総合指数」はマイナス4%だが、S&P総合500種はマイナス17%だ。

ロイター
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