[東京 19日 ロイター] - 旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が富士石油の保有株を半減させたことが19日提出の変更報告書で判明した。報告書によると、シティは12日に市場内で5.11%分を処分し、保有比率は8.99%から3.88%に下がった。共同保有を含めると10.11%から4.91%に変更された。
富士石油は10日に2023年3月期純利益見通しを66億円から200億円に見直すなど業績予想を大幅に上方修正。祝日を挟んで、シティが株式を処分した12日には同社株は買い注文を集め、始値で409円の年初来高値をつけたが、日中の安値は346円、終値は355円と激しい値動きを示していた。
富士石油の資料によると、シティインデックスは2022年3月末の段階でJERAなどを抑えて同社の筆頭株主の立場にあった。
一方で旧村上ファンド系はこのところ、コスモエネルギーホールディングス株の買い増しを加速しており、共同保有を含めて13.35%(12日提出の報告書)を保有している。
富士石油、コスモエネルギーHDとも、保有目的は「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。
(内田慎一)