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NY外為市場=ドル上昇、米インフレ高進で9月も利上げ継続観測

2022年06月11日(土)06時28分

A U.S. one-hundred dollar bill (C) and Japanese 10,000 yen notes are spread in Tokyo, in this February 28, 2013 picture illustration. Prime Minister Shinzo Abe nominated an advocate of aggressive policy action to head the Bank of Japan, challenging the opposition to back his push for radical action as officials warned a nascent economic upturn could easily be derailed. Picture taken February 28, 2013. REUTERS/Shohei Miyano (JAPAN - Tags: BUSINESS)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇し、約4週間ぶり高値水準となった。米消費者物価指数(CPI)の高止まりで米連邦準備理事会(FRB)が9月まで利上げを継続せざるを得ないとの観測が高まった。

米労働省が10日に発表した5月のCPI(季節調整済み)は前月比1.0%上昇した。前年同月比では8.6%上昇と、1981年12月以来40年5カ月ぶりの大幅な上昇率を記録した。

ドル指数は0.8%上昇し104.16と、5月17日以来の高水準。5月中旬に付けた20年来の高値105.01が目前に迫っている。週足では2%近く上昇した。

ドル/スイスフランは0.79%上昇し0.9881フラン。

米財務省は10日に公表した半年に1度の外国為替報告書で、日中韓を含む12カ国・地域を通貨政策の「監視対象」に指定。スイスが引き続き「為替操作国」の認定基準を満たしていると指摘したものの、為替操作国には認定しなかった。

リスク選好度に反応しやすい豪ドルは0.58%安と、下落に転じた。

英ポンド=は1.5%安の1.2315ドル。2週連続の下落となった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.7%下落の2万8984.33ドル。売り圧力が強く3万ドルの水準を回復できていない。

ドル/円 NY終値 134.42/134.45

始値 133.76

高値 134.48

安値 133.54

ユーロ/ドル NY終値 1.0515/1.0519

始値 1.0593

高値 1.0595

安値 1.0507

ロイター
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