ニュース速報

ビジネス

政策会合後に金融機関と今後も会合予定=レーンECB理事

2020年12月03日(木)18時35分

 ECBのフィリップ・レーン専務理事兼チーフエコノミストは、「ロイター・グローバル・インベストメント・アウトルック・サミット2021」で、政策決定会合後の一部エコノミストとの私的な会合を今後も続ける意向を示した。写真はダブリンで2019年2月撮影(2020年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のフィリップ・レーン専務理事兼チーフエコノミストは、「ロイター・グローバル・インベストメント・アウトルック・サミット2021」で、政策決定会合後の一部エコノミストとの私的な会合を今後も続ける意向を示した。

ウォールストリートジャーナル紙は1日、レーン理事が3月以降、決定会合後に大手銀行や投資会社のエコノミストと私的に会合を行っていると報じた。

理事は今後も継続する意向を示し、「慎重かつ体系的なアプローチで、健全な対話政策の一環だと考えている。もちろん絶えず見直しはしている」と指摘。

会合の目的については、ECBのメッセージが市場にどの程度伝わっているかを聞いてフィードバックを集めるためとし、公開情報のみを説明し、今後の方針については示唆していないと述べた。

政策決定直後に通常6-8機関と会合を予定し、ラガルド総裁の記者会見直後に行っていた。

「すでに発表された情報に関し市場と情報交換するという主要原則に則している」とし、将来の決定についてヒントを与えてはいないと理事は語った。

親密なECBウォッチャー全員と毎回話しているわけではなく、参加者が均等に話すよう調整していたとし、特権的に情報を与えてはいないとも述べた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、中国主席との貿易合意に期待 ロシア産原

ワールド

トランプ氏、ウクライナ長距離ミサイル使用許可巡る報

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ330ドル超安 まちまちの

ワールド

米、ロシア石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁 ウ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    やっぱり王様になりたい!ホワイトハウスの一部を破…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中