ニュース速報

ビジネス

仏ルノー、下期にキャッシュフロー黒字に 第3四半期は8.2%減収

2020年10月23日(金)17時35分

 10月23日、フランスの自動車大手ルノーは、コスト削減計画は順調で販売も回復しているとして、自動車部門のキャッシュフローは2020年末までに黒字に転換するとの見通しを示した。フランスのカーニュシュルメールで22日撮影(2020年 ロイター/Eric Gaillard)

[パリ 23日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノーは23日、コスト削減計画は順調で販売も回復しているとして、自動車部門のキャッシュフローは2020年末までに黒字に転換するとの見通しを示した。

第3・四半期の売上高は104億ユーロ(123億ドル)と前年同期比8.2%減少したが、1─6月の35%減から改善した。

欧州では電気自動車(EV)「ゾエ」などが好調で市場シェアを拡大したと述べた。

ただ通年の業績予想は明らかにせず、来年の見通しは新たなロックダウン(都市封鎖)のため依然として不透明と説明した。

第3・四半期の自動車部門の売上高は販売台数の減少により落ち込んだが、利益率の高い高価格モデルに重点を置く戦略が一定の効果を上げた。

ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)は記者団に「第3・四半期は量よりも収益性を重視する営業方針の変更が際立った」と述べた。

欧州で同社の販売は2.9%減少したが、市場全体の5%減より小幅なマイナスにとどまった。9月は8%増加した。

ルノーは50億ユーロの政府保証付き融資枠のうち30億ユーロを利用したと明らかにした。

9月末時点の手元流動性は152億ユーロ。下半期に自動車部門のキャッシュフローが黒字に転換するとの予想を維持した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 7
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中