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中国の動画アプリ「快手」、香港上場で最大50億ドル調達へ
9月17日、中国の動画共有アプリ「Kuaishou(快手)」は来年1月にも香港市場に新規上場し、最大で50億ドルの調達を目指している。関係筋が明らかにした。写真は香港で2018年1月撮影(2020年 ロイター/Bobby Yip)
[香港 17日 ロイター] - 中国の動画共有アプリ「Kuaishou(快手)」は来年1月にも香港市場に新規上場し、最大で50億ドルの調達を目指している。関係筋が明らかにした。
同社は9年前に創業。中国のインターネットサービス大手、騰訊(テンセント)<0700.HK>が出資している。企業価値評価は500億ドル超を目指しているという。
IPOに向けてバンク・オブ・アメリカとチャイナ・ルネッサンス、モルガン・スタンレーと契約し、10月末にも上場申請を行う方向で調整を行っているという。
快手と投資銀行各社からのコメントは得られていない。
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「快手」のアプリは、ユーザーによる動画のアップロードやライブ配信が特徴となっている。
調査会社CBNデータによると、「快手」の月あたりアクティブユーザー数(MAU)は4億3000万人。競合する北京字節跳動科技(バイトダンス)の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国版、「抖音」のMAUは5億人超となっている。
「快手」は昨年、IPOを視野に入れてテンセントの支援で30億ドルを調達。2人の関係筋によると、その際は企業価値を約300億ドルと評価していた。
*内容を追加しました。