ニュース速報

ビジネス

米ウーバー、2040年までに全車両をEVに 移行支援に8億ドル

2020年09月09日(水)08時15分

 米配車大手のウーバー・テクノロジーズは9月8日、2040年までに世界で配車事業に使用する車両を全て電気自動車(EV)にする計画を発表した。8月20日、ロサンゼルスで撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

[8日 ロイター] - 米配車大手のウーバー・テクノロジーズは8日、2040年までに世界で配車事業に使用する車両を全て電気自動車(EV)にする計画を発表した。ドライバーのEVへの乗り換えを支援するため、2025年までに8億ドルを投じる方針という。

米ゼネラル・モーターズ(GM)、仏ルノー・日産自動車<7201.T>・三菱自動車<8058.T>の3社連合と提携し、規制環境や先進インフラが整備されている米国、カナダ、欧州では、2030年までに排気ガスを出さないゼロエミッション車に移行する。

支援金8億ドルは車両の値引きのほか、EVやハイブリッド車の充電費用や割増料金の割引に充てる。一部のコストはこの「グリーン」サービスを利用する顧客に負担してもらう。

米国とカナダではEVの配車を利用する顧客は8日から1ドルの追加料金、さらに米主要都市では0.50ドルの追加料金を支払う。

ウーバーは他の自動車メーカーとの提携についても協議しているほか、英BPやEVゴーなど充電サービスを手掛ける企業とも、割引や充電拠点の拡大に向けて取り組んでいる。

ウーバーの計画は、EVへの消費者需要が依然として抑制される中、環境規制の厳格化で事業の見直しに多額の投資を余儀なくされている自動車業界に恩恵をもたらす可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送-〔マクロスコープ〕高市首相が教育・防衛国債に

ビジネス

NY外為市場=ドル指数5カ月ぶり高値、経済指標受け

ビジネス

米国株式市場=反発、堅調な決算・指標がバリュエーシ

ワールド

トランプ氏、民主党のNY新市長に協力姿勢 「少しは
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    カナダ、インドからの留学申請74%を却下...大幅上昇の理由とは?
  • 4
    もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商…
  • 5
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 8
    若いホホジロザメを捕食する「シャークハンター」シ…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中