ニュース速報

ビジネス

カールスバーグ、今年10-15%減益を予想 中国・西欧が低迷

2020年08月13日(木)16時32分

 8月13日、デンマークのビール大手カールスバーグは、今年の実質ベースの営業利益が10-15%減少するとの見通しを示した。写真はサンクトペテルブルクで2014年6月撮影(2020年 ロイター/Alexander Demianchuk)

[コペンハーゲン 13日 ロイター] - デンマークのビール大手カールスバーグは13日、今年の実質ベースの営業利益が10-15%減少するとの見通しを示した。

主力の中国、西欧市場で下半期の販売がロックダウン(都市封鎖)の影響を受ける見通し。

数量ベースで最大の市場である中国は、第3・四半期初めは好調だったものの、最近は一部の地域でロックダウンが再導入され、販売に悪影響が出ているという。

西欧では、バーやレストランでの販売が段階的に回復しているものの、年内に通常の水準に戻ることはない見通し。

同社は、計画していた自社株買いの第2弾を見送ることを決定した。

ケース・トゥハート最高経営責任者(CEO)は、コスト、キャッシュ、流動性を改めて重視すると表明。

「当社は消費者の好みの変化や事業活動の縮小など、新たな市場の現実に直面しており、それに応じて事業を順応させる措置を講じていく」と述べた。

同社は4月、各国でロックダウンが導入され、特に西欧でバーやレストランの販売に深刻な影響が出たことを受けて、業績予想の公表を中止した。

第2・四半期の売上高は前年同期比15%減の159億デンマーククローネ(25億2000万ドル)。販売は数量ベースで8%減少した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、印への石油供給継続 「国益」のため米関税克

ワールド

仏・ブラジル首脳が電話会談、メルコスルとEUの貿易

ビジネス

「ほぼ全員」が金利据え置きを「適切」と判断=7月F

ワールド

イスラエル、ガザ市への軍事作戦「第一歩」を開始=軍
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家のプールを占拠する「巨大な黒いシルエット」にネット戦慄
  • 2
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 3
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 4
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 5
    広大な駐車場が一面、墓場に...ヨーロッパの山火事、…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    習近平「失脚説」は本当なのか?──「2つのテスト」で…
  • 8
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 9
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 10
    【クイズ】沖縄にも生息、人を襲うことも...「最恐の…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 6
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 10
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中