ニュース速報

ビジネス

ミネアポリス連銀総裁、4─6週間のロックダウン提案 「米経済に寄与」

2020年08月03日(月)08時16分

 8月2日、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため「非常に厳しいロックダウン(都市封鎖)」を4─6週間導入すれば、米経済に寄与する可能性があるとの見解を示した。1月10日撮影(2020年 ロイター/ Ann Saphir)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため「非常に厳しいロックダウン(都市封鎖)」を4─6週間導入すれば、米経済に寄与する可能性があるとの見解を示した。また、議会には大規模な経済対策を実施する余地が十分にあると指摘した。

同総裁はCBSの番組で、米経済は新型コロナウイルスの感染が抑制された場合にのみ、力強い回復が可能になると強調。

「そうしなければ、この猛威を振るっているウイルスの感染拡大が今後1─2年にわたって全国に広がり、各地で市中感染が発生し、ロックダウンが行われる事態になるだろう。はるかに多くの企業が破産することになり、景気回復はかなり遅れる」と述べた。

また、米国民の貯蓄水準を踏まえ、米財政赤字は海外からの借り入れに依存することなく補填できるため、議会は大規模なコロナ対策を実施できる状況にあるとした。

総裁は「幸運にもまだ職を維持している人々はレストランや映画館に行かず、旅行もしていないため、より多くの資金を貯蓄している」と指摘。「このことはレイオフされた人々を支援する国としての資源がかなり増えていることを意味する」と述べた。

新型コロナ追加対策法案を巡る議会の与野党協議は難航している。ムニューシン財務長官は2日、ABCの番組インタビューで、「労働者と経済を支援する必要があるのは明白だ」とした上で、「将来世代のために多額の債務を積み上げないよう注意しなければならない」と述べた。

しかし、カシュカリ総裁は国内の貯蓄が高水準、金利が歴史的低水準にあるとし「議会はこの機会を利用して米国民と米経済を支援するべきだ。経済が拡大すれば、債務を返済することができるだろう」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

フィッチ、インドネシア格付け見通し引き下げ 「ネガ

ワールド

中国政協開幕、軍トップ張氏ら政治局員2人が姿見せず

ビジネス

インタビュー:原子力事業の売上高、来年度に4000

ワールド

アングル:米とイスラエル、イラン攻撃で目標にずれ 
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 10
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中