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米耐久財コア受注、9月は予想上回る減少 米中問題が響く

2019年10月25日(金)06時14分

米商務省が24日発表した9月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注が前月比0.5%減と、市場予想を超える落ち込み。ワシントン州レントンのボーイング工場で3月撮影(2019年 ロイター/LINDSEY WASSON)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した9月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.5%減と、市場予想の0.2%減を超える落ち込みとなった。出荷も減少し、米中貿易戦争の影響で企業投資が軟調な状態が続いていることが示された。

8月のコア受注は当初発表の0.4%減から0.6%減に下方改定された。9月の前年同月比は1.0%増だった。

コア資本財の受注は、自動車・部品、コンピューター、電気機器などの低調な需要が響いた。自動車産業はゼネラル・モーターズ(GM)のストが重しとなった。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのエコノミスト、ジム・オサリバン氏は「データのボラティリティーは高いが、それでもトレンドは大幅に減速している」と述べた。

国内総生産(GDP)の設備投資算出に用いられるコア資本財の出荷は前月比0.7%減だった。米中貿易摩擦の影響が続く中で、設備投資が依然として弱含んでいることを示唆した。8月の数字は当初発表の0.3%増から横ばいに改定された。

米連邦準備理事会(FRB)は今年2回利下げしている。米経済は1年以上続いている米中貿易摩擦と世界経済の減速に直面しており、FRBが来週の会合でも利下げを決めると市場はみている。

米中貿易摩擦によって景況感が悪化し投資が低迷したほか、景気見通しに先行き不透明感が漂ったことから、米経済の約11%を占める製造業部門は打撃を受けている。FRBが17日発表した9月の鉱工業生産指数は製造業部門が予想以上の落ち込みとなった。

米商務省が先月発表した第2・四半期GDPは、設備投資が1.0%減と2015年第4・四半期以来の大幅な落ち込みだった。

トランプ米大統領は今月11日、中国と第1段階の暫定合意に至ったとし、予定していた追加関税を先送りした。ただ両国の当局者は、合意までに一段と協議が必要としている。

全体の耐久財受注は1.1%減と、前月の0.3%増からマイナスに転じた。耐久財はトースターから航空機まで3年以上使われるモノを指す。米航空機大手ボーイングの「737MAX」型機の運行停止が長引いている問題を反映し、非国防航空機・部品の受注は11.8%減少した。

コンピューター・電子製品が0.9%減。組立金属製品は1.5%減少。輸送機器は2.7%減と、前月の0.2%増から反転した。輸送機器のうち自動車・同部品は1.6%減。民間航空機は11.8%減少した。一方、電機・家電は0.9%増だった。機械は0.2%増。一次金属製品も増加した。

ロイター
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