[チェルノッビオ(イタリア) 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は6日、貿易戦争への懸念について、株式市場に悪影響を与え不確実性を生み出し、既に借り入れコストを上昇させているとの見解を示した。

クーレ専務理事はイタリア北部チェルノッビオでのイベントで、「米国による鉄鋼・アルミニウムへの関税発表に反応した株価下落と、報復措置を巡る不確実性は、既に金融状況のタイト化につながっている」と述べた。

またECBのシミュレーションを引用し、米国の輸出入品全てに10%の関税をかけた場合、世界経済は最初の年で1%鈍化すると指摘。なかでも米国が最も打撃を受け、ユーロ圏はそれほど深刻な低下を受けないとした。

ECBの政策に関し直接的な言及はなかったが、貿易戦争がインフレのけん引役である成長率と雇用に悪影響を与えるとの見方を示した。

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