[ロンドン 20日 ロイター] - インド鉄鋼大手タタ・スチール<TISC.NS>の英部門代表は20日、英鉄鋼業界は2015年の危機から回復しつつあるが、大規模人員削減につながった多くの課題はまだ解決していないと指摘した。また、英国の欧州連合(EU)離脱に伴うリスクにも直面していると説明した。
タタ・スチールの英部門最高経営責任者(CEO)、Bimlendra Jha氏は業界団体が主催した講演で、「われわれは完全には回復していない」と指摘し、さらなる負担がのしかかれば打撃を受けると説明した。
英鉄鋼業界は、2015年9月から17年3月の間に約4分の1の雇用に相当する7000人の削減につながった危機から回復しつつある。EUの鉄鋼価格は、2016年初めの約10年ぶり低水準から倍近くに値上がりしている。
親会社のタタ・スチールが今月発表した第3・四半期決算は利益が129億4000万ルピー(2億0099万ドル)と、前年同期の24億3000万ドルから大幅増加した。