クリミア併合とウクライナ危機で欧米諸国は経済制裁ではなく、旧東欧諸国などにもっと軍を展開すべきだったと、ライス氏は言う。バルト三国やチェコ、ポーランドなどNATO加盟国の安全を再保証する。その上で、自由市場を通じてロシアとの経済統合をこれまで通り進めれば、いずれ旧ソ連と同じようにロシア国内から改革を求める動きが出てくる。それにはしかし、かなり長い歳月を要する。プーチンのケンカ殺法を止めるのは難しい。短期的にはNATO加盟国の結束を強め、守りを固めるほか打つ手がないのが現実だ。